山陰中央新報　6/8(木) 11:08

松江地裁（資料）
　交際相手の女の娘に性的暴行を加えたとして、監護者性交罪に問われた松江市在住、会社員の被告（３１）と、共謀したとして同罪に問われた女（３９）の初公判が７日、松江地裁（今井輝幸裁判長）であり、両被告とも起訴内容を認めた。

　会社員の被告は監護者の立場には当たらないが、監護者の女に依頼して共謀し、娘と性交した「身分なき共犯」として起訴された。

　冒頭陳述で検察側は、被告は女の娘が１８歳未満だと知りながら、女に依頼して２２年６月ごろから行為に及ぶようになったと指摘。女は被告と交際関係を続けるため、娘に性交するよう強く指示したとした。

　起訴状などによると、被告は女と共謀し、今年１月２日から４日までの間、女が娘を監護する立場であることに乗じて性交し、女は娘に被告との性交に応じるよう説得したとしている。２人は女の自宅などで娘の裸を撮影したとする児童買春・ポルノ禁止法違反（製造・所持）の罪にも問われている。

　地裁は被害者の特定を防ぐため、女の氏名などを非公表として審理した。

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